床の傷みを感じている人の中には、リフォームを検討している人もいるのではないでしょうか。床の傷みを放置することできしむようになるだけでなく床全体の傾き、床が抜けるなどのトラブルにつながる可能性もあります。手遅れにならないようにするためには、事前にリフォームによって改修することが重要です。今回は、床のリフォームの目的や方法について解説します。床のリフォームに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
1.床のリフォームの目的
床は素材によって使用感が異なり、用途によって向き・不向きがあるのでリフォーム目的を明確にしておくことが重要です。人によって異なりますが、床の主なリフォーム目的は3つとなります。
- 強度向上
- ライフスタイルの変化
- 快適な住環境
それぞれ説明します。
・強度向上
老朽化や経年劣化に伴い、床の傷みが生じた際にリフォームしなければ床全体に影響することもあります。これからも住み続ける住宅であれば、床をリフォームして強度を向上しておくことにより長持ちさせることができます。良好な状態を保ち続けるために、リフォームして強度を向上させることは重要だといえるでしょう。
・ライフスタイルの変化
年数を経るに連れてライフスタイルは変化していき、床もライフスタイルに合わせてリフォームする必要があります。家族の高齢化に伴い住宅内での段差を無くす必要が出た場合、リフォームによってバリアフリー化することも視野に入れなければなりません。ライフスタイルの変化に合わせたリフォームによって、家族ひとりひとりが快適に生活を送るために必要だといえます。
・快適な住環境
床のリフォームを行なうことで住宅性能が向上し、快適な住環境になることがあります。床暖房などの高性能な設備を導入することによって、より過ごしやすい住環境になります。快適な住環境にしたいのであれば、床のリフォームはひとつの選択肢だといえるでしょう。
2.床のリフォームの方法
ここでは、床のリフォームにおける2つの方法について説明します。
- 張替え
- 重ね張り
それぞれ説明します。
・張替え
床材を一度剥がして、新しい床材に張り替える施工方法です。コストは高くなりますが、段差を無くすことができ下地の状態を確認できる点でメリットです。下地が経年劣化で傷みが生じている場合、再度リフォームを行なう必要があります。
・重ね張り
既存の床材の上から新しい床材を重ねて貼る施工方法です。コストを抑えられますが、下地の状態を確認できず段差が生じやすい点でデメリットです。下地に問題が無く、多少の段差を気にしないようであればおすすめの方法だといえます。
3.まとめ
床は素材によって使用感が異なり、用途によって向き・不向きがあるので「強度向上」「ライフスタイルの変化」「快適な住環境」のどれかが目的であれば検討することをおすすめします。リフォーム方法は「張替え」「重ね張り」の2種類であり、下地の状態やコストを考慮する必要があります。床の状態によっては家屋全体に影響を及ぼすこともあるので、床に異変を感じたら専門家に確認してもらいましょう。