将来のことを考えたバリアフリーリフォームを行うにあたってのポイント

マイホームでこれから長く住み続けようと思っているのであれば、自分が高齢者になったときのことを考えたリフォームを行うことも大事です。安全な住まいにするためのバリアフリーのリフォームのポイントについて以下にまとめました。

バリアフリーリフォームのポイント

バリアフリーを目的としたリフォームをする場合、自宅の中でもどこがポイントになるのでしょうか?いろいろな場所が考えられますが、特に重視すべき場所についてみていきます。

浴室

家の中でも最も事故リスクが高いといわれているのが、浴室です。リフォームする際には事故を防ぐにはどうすればいいかを考えて、計画を立てましょう。まずは段差の解消です。浴室に入る境目に段差があると、ここで躓く可能性があります。底上げ工事など段差をなくすような工事が必要です。また浴室の床が滑りやすくなっているのなら、樹脂や木材のような滑りにくいものに取り換えるのもおすすめです。

キッチン

炊事作業は日々の生活の中で欠かせません。高齢者になってもキッチンが利用しやすいようにリフォームするのも人気です。例えばガスコンロをIHクッキングヒーターに好感するのもおすすめです。炎が出ないので、不測の事故を防止できます。またガスコンロと比較するとIHが掃除がしやすいのもおすすめポイントです。

バリアフリーリフォームをするにあたっての注意点

バリアフリーリフォームをする際、いくつか押さえておきたい注意点があります。例えばどのくらいの費用が掛かるのか、どうやって進めるべきなのかについて解説します。

リフォームの費用相場

費用はどのような内容かによって変わってきます。段差の解消や手すりの取り付けのような簡単なものなら数千から数万円で十分です。しかし例えばホームエレベーターを設置するとか、水回りを動かすような大掛かりな工事になると数百万円、場合によっては1000万円以上かかる可能性もあります。予算を考えながら、今はどこをリフォームするか、計画を立てましょう。

少し前から行うべし

バリアフリーのリフォームをやる人を見てみると、必要になって慌ててとりかかるパターンは少なくありません。慌ててやろうとすると、きちんと吟味せずに工事を始める形になってしまい、後々不満が出てくるかもしれません。少し前から準備を始めておくといいです。バリアフリー工事は一気に行う必要はないです。いきなり完璧にやってしまうと、逆に不便になってしまうことも考えられるからです。

まとめ

どんな人でも年齢を重ねると、体が不自由になって想うように動かせなくなります。自宅の中の移動が億劫になったり、事故リスクが高まったりします。将来のために、早めの段階で徐々にバリアフリーのリフォームを行うといいでしょう。そのためには何が必要か、どこから手を付けるべきか、計画を綿密に立てることです。資金面のことも考えて、どのように進めればいいかを前もって想定しておきましょう。